1948FL。半世紀以上前に誕生した、初代パンヘッド。アメリカで初代オーナーに愛されたこの車両は、家の火事の延焼に遭ってしまう。その燃え盛る納屋から、消防士が助け出した奇跡の1台だった。
全身を焦がしたこのハーレーはその後、ほぼそのままの姿をとどめて日本の地に渡った。初代オーナーが大切にしていた頃のあの日から、このパンヘッドは自らの時間を止めた。まるで琥珀に閉じ込められたかのように。出荷状態のストーンストックではないけれど、独特の歴史を背負ったアメリカ黄金時代直前に咲いたタイムカプセルが、ボクのヨンパチとなって走り出した。