今年の北海道釣行は、ずっと雨だった。ほぼ毎年のことなので、もはや雨男は確定か。


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どの河川もアマゾン川のような濁流になってしまいどうしようもないので、トムラウシの源流へ。

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ここまで登れば砂防ダムもないので水はクリア。しかし水量はかなりあるので慎重な徒渉が続く。滑って落ちたら、けっこう危ない。バッタリという距離でのヒグマだけは避けたい。
必殺の空手チョップでヒグマを傷つけたくないからである。


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そこで待っていたのは、オショロコマ。


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日本では北海道にのみ生息していて、ここ大雪山系、日高山系の山岳渓流と、知床半島に分布。
しかし北海道でも源流部の開発が進み、環境省レッドリストでは絶滅危惧Ⅱ類にカテゴライズされている。

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その姿は、まさに渓流の宝石。


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本州で使っているピーコック・パラシュートがドンピシャ(ていうか、なんでも食うのかも知れんがw)、ツ抜け×3回ぐらい釣れて、この種のほぼMAXであろう尺近くのサイズも出てくれた。40cmぐらいのもいるらしいが、もっと奥なのでビバークしないとムリ。ヒグマ怖いし。


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源流らしい複雑な流れに水量もあいまって、巻き筋に何度も足を取られる。

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オショロコマは品があっていい。
想像より全然大きく、力強い推進力があった。バンブーロッドに可憐な宝石を入魂。


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・・・それにしても、雨、雨、雨。

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支流のさらに枝沢まで進まないと、釣りにならないのである。少しだけ顔を出した小さなイワナ。
降り止まないので民宿にそそくさと戻り、文庫本一冊を読み終えてしまったほどだ。


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ついに最終日。しとしと、雨の日の釣り師。惨めで、滑稽で、でも楽しくて。

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ようやく出ました、52cmドーン。

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川の狼は健在だった。


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最終日の午後になってあろうことか雨が上がってしまった。雨男のばかばか。


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と同時に、尺イワナがデカいフライに飛びついた。虫のハッチも始まったぞ。活性があがってきましたぞ。

・・・という佳境にて、涙のタイムアップ。今回はこれでおしまい。
天気さえ良ければ、「昨年」超えを果たせたハズ、であった。無念の極みでござる。

来年は久々にレインボー狙うかの。また雨だと思うけど。